この度、かねてより手掛けておりました「姫路歩兵第十連隊の足跡 -軍都姫路の形成」の復刻出版をすることができました。
約2年前の叔父の遺品整理の際に「姫路歩十会 軍事記録」というタイトルの、 カタカナ表記の文語体で書かれた難解な古びた和本を発見したことに端を発し、いろいろな方々との出会い、ご協力に恵まれ復刻、出版に至りました。 今回の出版に携わる中で、ほんの80年から150年程度の「父や祖父」の時代の事をあまりにも知らなさすぎる事を痛感しております。 同時に、ご先祖さんたちは、戦中戦後の激しい時代の中、どの様な思いで、それぞれの時代を生き抜いてきたのかと偲ばれます。 そんな私にとってこの本は「郷土史・家族史」の復刻と言えるものとなっています。
株式会社ヤス測量設計 相談役会長 中谷康夫
著者:藤原龍雄(歴史研究者)
播磨歴史ネットの会 代表
姫路市立好古学園大学校 史学科講師
著書:「青野原俘虜収容所の世界」共著
「姫路城開城」2009年 井植文化賞受賞
「姫路のあゆみ」共著
「播磨古事」普及版
発行者:中谷康夫
播磨歴史ネットの会
事務局:〒679-2111 姫路市山田町多田836
※この度の出版に際して記念講演会を行います。皆様お揃いでのご参加お待ちしております。
「姫路歩兵第十連隊の足跡」出版記念講演会『軍都姫路の形成(1) -姫路歩兵第十連隊の足跡』
軍都姫路と称された近代史を振りかえります。軍都姫路の起源は、 明治7年(1874年)歩兵第十連隊が設置されたことに始まります。第十連隊は、西南戦争(明治10年)と日露戦争(明治37年)の激戦地に出動し壊滅的な被害を蒙って帰還しています。 大正14年 (1925年) 岡山に移転しましたが、姫路を代表する部隊として知られています。姫路の近代史の特色は、第十連隊の設置を始めとして、明治29年に歩兵第39連隊、 翌年に第10師団が設置され軍人の町として発展して来たところにあります。講演では、軍事史から見た姫路の特色を解説します。
開催日時:令和7年5月25日(日) 13:30-15:30
場所:姫路市民会館 3F 中ホール
姫路市総社本町112 (TEL:079-284-2800)
講師:藤原龍雄(歴史研究者)
定員:150人
参加費:600円(史料代)
主催:播磨歴史ネットの会
協賛:兵庫県立大学 地域創生リーダー教育プログラム推進室
協賛:歴史と出会えるまちづくり 船場城西の会